2012年10月23日

11月10日の昼火事

これも合併の弊害でしょうか

佐久間ダムから船に乗り、約1時間上流に昇り愛知県・長野県・静岡県の県境を越えた地点で砂利の浚渫作業をしていると巷の動きには疎くなる

しかし、この日はたまたま携帯電話が通じる場所での作業であったために同僚の若い作業員の携帯が鳴り、同僚曰く、「浦川で民家火災があり、消防団に出動要請が出た」とのことである。

場所はと尋ねると「〇〇製材所の南西200m」とのこと・・・〇〇製材所はすでに廃業しているために聞き間違い?・・・さらに、〇〇製材所の南には小高い山があるので現場はどこだろうと仲間と話すが、・・・現在稼働している製材は2か所、いずれも民家の近く

しかし、佐久間ダム瑚の最上流部ではなすすべも無く、携帯で繋がるところの連絡を入れるがなかなかつながらない、こうした時程、想像力は膨らみ余分なことを考えるものです。
民家火災の一報ではあるが現場は不明・・・不安が募る・・・

午後4時半に佐久間に帰り、早速連絡を入れると、
全く想像すらなかった山の反対側の倉庫火災・・・確かに平面の地図上では〇〇製材所の西南200mであったが、地元の人達は民家火災と言うことで一刻も早く現場に駆けつけようと動くが、火元がわからず右往左往したとのこと

製材所の近くの住民は仕事を途中で休み駆けつけたとの事、現場は山の反対側で取り壊し中の空き倉庫火災で大きな被害もなく一安心であったが・・・どうしての疑問が残る



3・11以来、緊急時の初動対策に関心が集まっている折地元にとってはクイズのような火災現場の報道であった

聞けば、合併以来、火災時第一発見者の通報は浜松消防本部に入り、本部で平面地図を確認して現場の位置を同報無線で放送するために目標が地元の実情と大きくずれているとのこである

若者が減少し、緊急時には地元で働く40代・50代が初期消火には大きな戦力に成らざるを得ない状況下、地元にわからない現場を同報無線で流して何になるのだろうか?・・・大きな疑問である

さらに、一人暮らしの老人世帯が急増し、火災ともなればその安否や救出などが重要だと防災訓練などでも指摘されているが、現場がわからないでは対策が講じられない

これが、合併の弊害だとしたら早急に見直すべきではないだろうか



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この記事へのコメント
全くその通りだと思います。
原田橋の話しも、今回の火災の話も。
この現状を、浜松は解っているのですかね~?

私もこの時は、どこなのかチンプンカンプンでした。

沢山の消防車が職場の上を通り、心配していたのを思い出します。
Posted by しんしん at 2012年10月29日 06:08
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