2012年02月25日

新聞記事より

緑のふるさと協力隊活動報告と地域再生活動大賞ブロック賞受賞に想う

本日の静岡新聞に珍しくこの地域の記事が2つ掲載されていた

最近、この地域の記事が少ない?イベントや祭りの紹介は見かけるもののそれ以外は少ないと感じていた小生は自分が参加した「緑のふるさと協力隊」 高橋隊員の報告会の記事に興味を持った・・・さらに別に天竜市熊の「夢未来くんま」の記事も紹介されていたので早速記事を切り抜いて保存した


佐久間町で昨年4月から「緑のふるさと協力隊」として活動してきた高橋 智 さん(36歳)が活動報告会を開いた
一年間の活動を自らが撮り溜めた写真で紹介しながら、参加した仕事内容・出会った人々との交流・初めて見聞きした事の感想や食べた郷土食に感じた想いを素直に語っていました

栄養士の資格を持つ高橋さんは 「田舎で農業に携わりたい」 との思いから協力隊を志願したそうで、農作業や各地の伝統芸能・祭りにも積極的に参加し、「農山村という高齢化社会で生きる楽しさと厳しさの両方に気付いた」 と活動を振り返った

本音は厳しさの方が多かったのでは・・・・

3月からは彼が学生時代を過ごした岩手県で就農するそうだが、岩手を選んだ理由の一つに今回の震災があり協力隊として 「11ケ月間佐久間町で培った経験を東北の役に立てたい」 とも静かに語っていたのが印象的だった

昨年4月11日高橋さんが佐久間町に初めて来て体験したのがキャンプ村の薪割りだった・・・農作業には少し早く、各地のイベントも無い時期だったのでキャンプ村に白羽の矢が立ったが、作業よりも外から来た若者に興味を持ち、過疎化と高齢化の佐久間町が抱える現状を矢継ぎ早に聞いてもらった気がする

都会の生活を捨ててわざわざ田舎で暮らそうとするチョット変わり者の若者に愚痴を聞いてほしくて・・・夢中で話したね


高橋さんは 協力隊と言う性格上、地域に暮らす人では絶対に体験できないほどの出会いと経験をしたと思う…例えば・・・高齢者との交流は地元若者では殆ど無い・・・全町の殆どの祭りやイベントにも参加しているが、その地域に暮らしているから参加できるもので地元では他地域の人間は余所者でしかない

山間地域での祭事や催事に横断的に参加できる機会は地元に暮らす人には無い経験であり、大変貴重な経験だったと思う…東北の役に立ちたいと語る高橋さんにこうした経験が役立つことを願うばかりである

地元としても 日常地元の若者が全く興味を示さなくなった農作業や催事を他所から来た来た若者にわかりやすく伝えようと 「おもてなし」 の心で接したことが報告会で強く感じられた

本当は息子や孫に伝えたいことを高橋さんを通して伝えていたのかも・・・・

接するもの全てが新鮮でどこか懐かしい田舎での出来事は高橋さんには大きな刺激になったことでしょうが田舎で暮らす私たちにも何かしら刺激をもらったように感じました・・・がんばれ



同じ新聞に地域活性化に取り組む団体の支援を目的に地方新聞と共同通信社が設けた「第2回地域再生大賞」の表彰式が都内で開かれたと報告されていた
本県では天竜区熊地区の 「夢未来くんま」がブロック賞(東海・北陸)を受賞した

「夢未来くんま」は高齢化率47%という天竜区熊地区で道の駅「くんま水車の里」の運営や地元食材の料理・加工販売を行う傍らその収益で高齢者向けデイサービスを手掛けている団体である

その昔、「くんま水車の里」が発足する前に佐久間町浦川で商工会が行った「村おこし事業」に参加し、五平餅すら知らずに試行錯誤を重ねながら地域の活性化に取り組んでいる様子が報告され、当時先行していた北条峠や山香ふるさと村と競争だねと話したことが懐かしく思い出される

今では大きく溝を開けられ、片や農林大臣賞や地域再生大賞のブロック賞を受賞する地域おこしの代表格に成長したが理事の一人の言葉として「後継者育成が課題、受賞を機に出発点に立ち返り、今後の地域をどうするか住民みんなで話し合いたい」と語ったと紹介されていた


町内の各種団体も負けじと頑張ってほしいものであるが、まだまだ先は長いし高齢化・過疎も解決しない中、どうしても一年間の行事消化といった惰性や自己満足に陥りがちな地域活動であるが時には出発点に立ち返って何のために・・・誰のために活動しているのかを振り返ることも必要ではないでしょうか








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