2010年10月12日

雑感

これでいいの!日本の報道機関?

テレビを見れば小沢氏問題が大きく取り上げられ、まるで日本中のマスコミがアンチ小沢一大キャンペーンを張っているかのような様相である。

世論調査を見ると8割近くの国民が「検察審査会」なるものの(国民の何人がこの制度を理解しているのか疑問であるが?)起訴相当の決定に賛同している中であえて反論するのは世間を敵にまわすようなもであることは承知している

しかし、近年マスコミが正義なのか?検察・警察が正義なのか?甚だ疑問に思える事件が続いている

「報道の自由」・「国民の知る権利」を大上段にかざしてマスコミが犯人探しをしている?いや、犯人を作りあげているように思われる報道内容に危惧を覚えるのは小生だけでしょうか?


特捜による厚生労働省、村木元局長事件の証拠書換((捏造)事件は記憶に新しいが、警察官の不正と思われる取調べや足利事件の無実決定、過去をさかのぼれば冤罪が決定した事件も多々あったのにマスコミは発生時は一斉にこれぞ正義とばかりにテレビ・新聞・雑誌とあらゆるメディアを駆使し、本人のみならず家族まで白日のもとに晒し、あたかも女性をターゲットにしているようにワイドショーでタレントの薬物事件と同類に政治ネタや殺人事件を糾弾し、世間知らずの元アイドルや民事裁判しか経験の無い弁護士に意見を求める浅はかさ・・・

しかし、無罪になったとしても新聞の片隅に数行の事実を載せるだけで謝罪もなければ、それらによって本人は社会から抹消され、加えて家族が受けであろう迫害や世間からの風潮被害などは一切無視である
まるでマスコミが神であるかのように毎日、事実と想定・想像を繰り返し流すことによって世間はそれが正に真実と思い込んでしまっているのではないだろうか?

例えば、いよいよ政治生命が危うい「小沢氏」にしても前出の捜査のプロである「特捜」が威信をかけて捜査したにもかかわらず決定的な証拠をつかめず不起訴を決めたのに一般から選出された民間人が「起訴相当」を決めた、裁判で詳細を確かにしてほしいとの言い分らしいが、裁判は、白黒(有罪か無罪か)をつける場所であり事件(そもそも事件なのか疑問が残る)の詳細を面白可笑しくワイドショー化する場所では無いのではないだろうか?

確かに小沢一朗氏の政治手法は味方も多いが敵はその倍以上いると思われるが?今の日本は好きか嫌いか、さらに、マスコミに誘導された世論調査の結果で起訴・不起訴が決まるのだろうか?これはもはや法治国家の崩壊ではないだろうか?

今回の小沢問題を鋭く説いたジャーナリストがいる田中良紹氏である。田中氏は楽天のインタネット情報インフォシーク「内憂外患」に「痴呆国家」と題して寄稿しているのでその一文をここで紹介したい

「11人の愚か者が1億3千万人の国民生活の足を引っ張る判断をした。政治を裁く事の重みを知らない下衆(げす)の感覚によって、この国の政治は混乱させられ、世界に類例のない「痴呆国家」になろうとしている。」

詳しく知りたい方は http://opinion.infoseek.co.jp/ をご覧下さい

なにはともあれ今のマスコミは正常さを欠いている。一方向だけの目線で価値判断を行い、それを国民の押し付けている。本人たちは押し付けているとは思っていないだろうが、朝から晩まで耳に目に入ってくる映像を見せ付けられると、それがあたかも真実と錯覚してしまうのは当たり前ではないだろうか?

こうしてこの国から一時代を築く可能性を持った政治家が抹殺されようとしている・・・
これが、一般民衆であれば、話題にもならず犯人に」されかねない危うさがあることを私達は真剣に学ぶべきであろう?
そしてマスコミの在り方、存在意義を今一度検証することが大切ではないだろうか?

この記事を投稿するか迷ったが、最近特に感じているのであえて投稿することにした。
つたない文で誤解を招くことは承知での公開であることを付け加える 










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